【 VFR750
Intercepter Full
Exhaust System 製作 】 (Jan/2014)
今回は サイレンサーまでの、フルエキゾースト。 部品毎に
ステンレスの質感に変化を与えてみたが、ちょっと勇気が足りなかったかな?
いつも
終わってみると、反省の言葉しか残らない・・・
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【 小物 撮影機材
製作 】 (Jan/2014)
撮影機材で、2本のパイプに沿ってスライドする、小さなモニターのステーなのだが、
モニター取り付け位置を下げたい との依頼。
関連する部品は
今まで私が図面を書いて作ったものなので、全て図面上で検討出来る。 まずは
トイレで案を練る。
そして
色々な条件を踏まえ、図面上で
ステーの検討をする。
これは手作りの試作品で、とりあえず 使ってみて、位置の変更等 問題点を洗い出し 決まったら
軽量化し、2個 フライス加工に出す。
ちょっとした小さな部品だが、完成するまでは
長い道のりだ。
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【 ロータスヨーロッパ マフラー製作 】 (Dec/2013)
ロータスヨーロッパでサーキット走行を楽しんでいるお客さんから、少し音量の大きい
格好いいマフラーを作って欲しいとの依頼。
若干テーパーにした ステンレス製に変更。 デザインも直線的にして
シャープさを出した。
今回は
ステンレス表面の質感を
若干曇らせる実験をしてみた。 ちょっと曇りすぎてしまった。 奥のほうから輝きが浮いてくる感じを出したかった。
次の機会に又トライしてみよう。
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【 4輪
チタンマフラー修理 】 (Dec/2013)
車種は分からないが、4輪のチタンマフラーの修理を頼まれた。 ぶつかってマフラーが押された為、分岐の部分が割れてしまったので、
修正をして、補強を入れた。 他にも
つぶれや削れた部分を修理。
それにしても、これだけ大きなマフラーだが 驚くほど軽い。
とても良く出来たマフラーで 熔接も美しいが、作業性向上で
しっかり熔加棒を入れていない為、衝撃や振動で溶接部分が割れてしまう。
ワークスマシンと呼ばれる、メーカーのレーシングマシンのエキゾーストでは、必要な部分には
しっかりと熔加棒が入っている。
ただ、それをやっていたら、とても一般的な価格で、これだけのチタンマフラーが市場に出回る事は出来ないだろう。
手持ちの曲がったチタンパイプを、補強のパッチと、削れた部分の張替えに利用した。
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【 汎用エンジン
カート ・マフラー改修 】 (Nov/2013)
汎用エンジンを搭載した、カートが あるらしい。 当然
出力も回転数も低いので、細長いエキパイとサイレンサーが付いている。
音量規制は無いに等しいらしく、あまりにも静かなので、お客さんが、恐らくミニバイク用のサイレンサーだろうか?
社外品のマフラーを買って来て、右の様な位置関係で
取り付けたい。 しかも、ノーマルのサイレンサーと
すぐに差し替えたい。
途中のジョイントを作ってくれないか? サイレンサーのステーは下に付けてね。
という注文だった。
それで、こうなった。 これに
スプリングフックを取り付けて完成だ。
たかが汎用エンジンのマフラーに、ちょっと懲りすぎだよな、と自分でも思うのだが、お客さんの
お気に入りのサイレンサーを生かすには、
こうなってしまった。 さすがに お客さんも、ただパイプで繋いで
もらうつもりだったらしく、ちょっと困惑気味だった・・・
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【 リヤスタンド製作 】 (Nov/2013)
R1-Z の 「Z」 の文字を あしらってみた。 無理にデザインに
こだわって、機能を損ねては意味が無い・・・と、ほどほどにしたら・・・? 難しいな・・・
RISE-ON の チャンバーが格好いいので、そっちに目を奪われてしまいますね。 まっ、所詮
スタンド なもんで・・・
ちなみに RISE-ON は、キムタクがドラマの中で Tシャツを着た という、伝説のJha
の工場長をしていた I氏のワークショップだ。
Jha の工場長なので、NSR250 に関しては
右に出る者は居ない。 2ストローク車 のみならず、4ストローク車のチューニングにも長けていて、
今年は、全日本 GP3の
宇井陽一選手のマシンを手掛けている。 私より ずっと若いが、とにかく研究熱心で
バイタリティーがある。
非の打ち所が無い様だが、顔と性格は 私の方が
ちょっと良いかもしれない・・・ケケケ
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【 アルミタンク改修 】 (Nov/2013)
耐久レースで使ったアルミタンクの様だが、左上面が
ベッコリ凹んでいる。 クイックチャージャーの取り付け面も曲がっている。
これを、R-1の街乗りバイクに使いたいので、片方だけキャップを付けて欲しい。 凹みは、ある程度治っていればいいですよ、との依頼。
まあ、どっちしろ大変な作業ではある・・・ で、潰れた部分をガッポリ切り取る。
キャップ取り付け面を、ほぼ平面に修正して、厚い鉄板で しっかり固定し、本来なら裏側
底の部分を大きく切り取って、表を成形してから
最後に裏を蓋するのだが、このタンクの場合、それが困難で、表からだけの作業になる、その場合
後で修正が効かないので難しい。
慎重に慎重に作業を進め、最後の最後に
大きく歪んでしまって、大失敗に終わった。 それでも、お客さんは許してくれたが・・・
完全に経験不足である。 あまりのショックに
翌日 失敗を克服すべく、色々な方法をトライし、何とか 今度は大丈夫だろう
というまで練習した。
・・・それにしても、久々の大失敗、大きな敗北感を味わった。 まるで、表彰台に上がれると思っていたレースで、予選落ちをした気分だ・・・
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【 ヘッドカバー修理 】 (Oct/2013)
もう入手不可能な古いバイクのヘッドカバーらしい。
クラックが入り、熔接をしたが、中から不純物が湧いて出て来て、結局
巣穴だらけになって、傷口が大きく広がってしまったらしい。
定盤に置くと、カタカタと 0.5mm以上
歪んでいる。
とりあえず、充分な脱脂をし、中の不純物を削り出す。 どんどん深くなって行き、殆ど穴が開いてしまった。
熔接で盛って整形するのだが、相当の熱量が必要で、この形状と強度からして、大きく歪んでしまうのは目に見えている。
内側を熔接する為の冶具にセットし、全体を均一に暖める。 そして
すぐに熔接。 そして すぐに再び全体を暖めて歪み取り。
冷えたら、冶具から外して、再び定盤に乗せると、歪みは 0.3mmに減った。 しかし
表を熔接すると
大きく歪むはず・・・
ひっくり返して、冶具板にセットし、全体を暖めて、表を熔接、すぐに全体を暖めて歪み取り。 更に冶具定盤にセットして、帰宅。
翌日、恐る恐る外したら・・・ガックリ! やっぱり 1.1mm
と大きく歪んでいる。
最初の冶具にセットして、暖め、部分的に冷やして、歪んだ方向へ、逆に歪ませてやる。 最後に再び全体に暖めて歪み取り。
かなり歪みは取れたが、まだまだ不十分。
まあ、ヘッドカバーなんだから、グイグイ締めちゃえば大丈夫だよ。
って言われるかも知れないが・・・ 自分の物なら勿論これでOK!だが・・・
この先は、企業秘密。
とっておきの秘策! と言うより、恥ずかしくて言えないのだが、0.1mm
以下まで修正。
軽く面出しをし、オイルストーンで面修正をし完成。
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【 CBR600
マフラー修理 】 (Oct/2013)
最近のマフラーは、レース用でも 真円ではない。 レイアウト上
複雑な断面変化をしている。 潰れたマフラーの最初の形状が分らないまま修理する。
止む無く、冶具を作って
カットして、想像で整形していく。
多分、こんな形状だったんだろうなぁ〜? 使用済みのマフラーは、中も外も一生懸命
磨いても、熔接は綺麗に付かないなぁ〜・・・
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【 旧
CB750 ブリーザーオイルキャッチタンク 製作 】 (Oct/2013)
今回は、キャッチタンクが出来るまでの経過を紹介します。
これは
RSC製のキャッチタンク、容量は250cc程度しかない、この3倍は必要。 それを右の小さなシートカウルの中に収めなければならない。
風呂の中で考え、トイレで ウンコをしながら 絵を画いて 構想を練る。
構想を元に、実際の寸法で、大まかな図面を書く。
単品製作なので、図面の寸法を元に、とりあえず部品を作って行く。
オイルと空気を分離する為に、内部をラビリンス構造にする。 何度も壁に当てる事でオイル分を分離するのが目的。
メインボックスで
約650cc確保出来たので、上下の箱を合わせて800cc近くなる。
本当は
もっとシンプルにスッキリと作りたいのだが、何しろ単品製作なので、途中でどんどん考えも変わってきて、熔接の塊りになってしまった。
シートレールにラバーマウントした状態。 斜めに取り付くので、分離して溜まったオイルは、全て斜め前に落ちる様にしてある。
小さなシートカウルの中に、何とか収まって、パイピングもスッキリ出来た。
オイルタンクからの
ブローバイガスがキャッチタンク内で分離され、溜まったオイルは
再びオイルタンク内に戻り、オイル分の少ない気体が、
クリーナーボックス(ファンネル前)に行く様になっている。
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【 旧 CB750 ステアリングダンパー
ホルダー 製作 】 (Sep/2013)
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【 VFR750
Intercepter Exhaust
Pipe 製作 】 (Aug/2013)
今回は、エキパイのみの製作。
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【 VFR750
Intercepter
リヤフォーク 改造 】 (Jun/2013)
右が VFR750 のノーマルリヤフォーク。 そして左が ’89NSR250
のリヤフォーク。 これを合体するのだ。
VFRのフォークは、ピボット及びリンク周りの鋳物部分だけにする。 NSRのフォークは、逆にパイプ及びアクスル部分だけを使う。
・・・で、熔接をして合体。 トルコロッド取り付けボス、チェーンケースのボス、リヤスタンド用のボス、等
追加して完成!
・・・て、簡単そうだが。 それはそれは、完成までには
長〜い 道のりを辿って来たのです・・・
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【 撮影機材 製作 】 (May/2013)
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【 ジェミニ ホーシング 改修 】 (May/2013)
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【 HARLEY
マフラー 改修 】 (Apr/2013)
社外品マフラーの排気音が大きいので、音質の良い静かな音にして欲しい
との事。 解体して構造を確認、確かに 殆ど消音効果は期待出来ない。
絶対容量が足りないので、内径を絞るしかないのだが、以前から
やってみたかった構造を試してみる事にした。
冶具にセットして、再び組み立てる ・・・さて、結果は?・・・
ボンボン と
ハーレーらしくない音質が、歯切れの良いものになり、いい感じになりました。 でも音量は殆ど変わらないみたいですけど・・・
との事。 やっぱり
もっと内径を絞るべきだった。 しょうがない、テールに内径の小さいカラーを付けて対策するかなぁ〜・・・
結局、ご近所迷惑なので、断面積を70%に絞り、車検用に55%に絞ったカラーも取り付けた
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【 ガソリンタンク
改修 】 (Mar/2013)
JSB
に出場している GSXR1000 のお客さん。 昨年はノーマルエンジンだったが、今年 ヨシムラのカムを入れたり、と
パワーアップを計ったら
馬力が出た分、燃費も悪化し、全日本レースの週回数では、満タンにしても
ガス欠してしまう。 出来れば4L、最低でも3L、増量したい、との事
底面は、エアクリーナーボックス等にそって、クリアランスはギリギリで、手が付けられない。 そこで
ライディングに差し支えない程度に
タンクの前側を持ち上げて増量する事にした。 前側を
40mm上げたとして、大まかな計算で 約3Lの増量が可能になる。
後ろの一部を残して、横を全周カット。
グイッと持ち上げて、開いた隙間に板を張り詰めて行く。 大変な作業だが・・・
完成。 容量を計ったら、3.5L増えていた。
嬉しい誤算だった。 前と横にカバーが付くので、溶接部分は殆ど隠れてしまう。
カバーが40mm上がっているので、タンクを上げた事が分る程度で、殆ど違和感は無い。
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【 Buell
エキパイ製作 】 (Mar/2013)
スタンダードのエキパイに対し、内径を20%大きく、管長を30%長く 設定し、まずは
レイアウトを決めて行く。
レイアウト用の冶具から、曲がりのアールや角度の図面を起こし、ステンレス板からパイプを作って行く。 排気ポートから緩いテーパーになっている。
1200ccのビッグツインを、250cc並の車体に搭載している Buell
なので、各部のクリアランスは 狂気の沙汰だ。
O2センサー取り付け位置も、少し狂うと
フレームやエンジンに当たるので、しっかり冶具を作らなければならない。
何とか、パイプのレイアウトの見通しが付いた。 各部のクリアランスもギリギリで、熔接の熱歪によって
曲がりが若干変わってくるので、
排気ポートから順に、1つずつ完成させて行かなければならず、1度決めたら
もう戻れないので緊張の連続だ。
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【 スーパーカート用チャンバー修理
】 (Jan/2013)
恐らく 旧Jha
に居た人が作ったチャンバーだと思う。 綺麗に出来ている。 長年使用しているうちに、コンバージェントコーンとテールパイプの
つなぎ目部分にクラックが入り、オーナーが自分で修理した様だが、再び割れて
ガス漏れしている。
周辺が完全に酸化して修正不可能なので、コンバーの後ろから作り直した。 コンバーとテールパイプのつなぎ目部分の内径と位置は
性能上
最も重要な部分なので、ただ修理するだけでは不十分で、内部構造には相当 気を使っている。
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【 撮影機材製作
】 (Jan/2013)
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【 チャンバー製作
】 (Jan/2013)
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