[ 2024/4/23 ]
3〜4年前から、2ヶ月に 1度位、足を着いた瞬間、ギクッ!
と、右足首に激痛が走り、その後、何とか歩けるが、
捻挫をした訳でもないのに、ブレーキを踏むのも困難。

しかし大抵、半日もすると 何も無かった様に治ってしまう。
ただ、今年に入って 回数が増えて、治りも悪くなったので、
いつもの整形外科に行ったら、話を聞いた後、両足を

色々な角度でレントゲンを撮り、「左右差を確認したら、
これかも知れないな? レントゲンだと、陰になって
写らないんだけど、この写真に写ってるよね 」 と、

関節の横に、小さな骨の欠片が見える。 歳とともに
関節が擦れ、骨の屑が出て、細かいのは吸収されるが
大きめのが残って、それが たまに、関節内に入り込む。

すると痛みが出るが、そのうちに勝手に出てしまう。
出たり入ったりするので、ネズミ と言うらしい。

酷いようなら、取り出すしかないが、レントゲンでは
写らないので、大きな病院で CT撮って確認して
もらって、と 紹介状を書いてもらった。

整形外科で有名だが、初めて行く、中程度の病院。
ところが 対応した 若い医者は、紹介状があるのに、
「ああ、これは痛風だよ、お酒飲むでしょう?
血液検査した? 尿酸値が高いんだよ。」

と、ネズミの話は全く無し。 怒らせないように
何とか CTを撮ってもらったが、当然 今は痛くないので
関節内に、骨の欠片は無い、「このネズミは、
靭帯があるから、入らないよ。」 と、切り捨てられた。

でも、血液検査の結果、尿酸値は正常。
「あれっ?大丈夫だな?・・まっ、ネズミだとしても
大した事ないから、痛くなったら 痛み止め飲んで。」

我々の仕事でも同様だが、痛くなったり 治ったり、
という症状は、診断が難しい。 いかに 真面目に
患者の意見に耳を傾け、想像力を働かせ、
今までの経験を生かして 判断するか、なのだ。

駄目だね〜、この若い医者は ・・ それにしても
CTで確認したら、骨が 軽石の様に、穴だらけ。
骨密度は測ってないが、相当 脆くなってる ・・・




[ 2024/4/14 ]
今年の夏の誕生日は、運転免許証の更新時期だ。
71歳になるので、順調に行けば 次回の更新が、
75歳以上の 後期高齢者になるので、

今回の更新の前に、高齢者講習を受けろ、
という葉書が届き、指定された自動車学校で
\7,500 も払って 講習を受けなければならない。

どうやら、実技もあるらしい。当日の生徒は4人で、
少なくとも 私より高齢の男性と、2人の女性だった。

対応した教官は 我々より若いが、偉そうな態度での
対応は、昔から変わってないなぁ〜 と思うが、
この歳になると 反抗する元気も無い。

お決まりの ビデオの後、視力検査。 初めてやった
動体視力検査、面白いが コツがいるので、怪しい?
現に、静止視力より良い結果の人も居た。
・・ そんな訳 無いだろう? ・・

実技講習の段になり、「皆さん オートマでいいですか?」
の問いかけに、最も高齢と思われる 婆さんが、
「マニュアル!」 と叫んだ。 えぇ〜!何だ、この婆さん!

一人だけ マニュアル車で走行し、帰って来て、
もう一人の婆さんに、「いつも セカンド発進してるから
つい やっちゃったら、叱られちゃったよ」 と 言っていた。

参ったなぁ〜、この婆さん。 完全に オートマ時代に
乗り遅れて、軽トラしか乗ってない 農家の婆さんだろう。
なかなか 楽しい経験だった。




[ 2024/4/7 ]
いつも行く ドラッグストアーで、ビールを買ったら、
横に 「現品限り、ポイント 10倍!」 と書いてある

10種類くらいの、ナッツ類が入った 大きな袋があった。
ビックリするほど安かったので、つい買ってしまった。

レジで、初めて見る 小さな若い女性が、
「カード お持ちですか?」 「無いで〜す!」
「お作りしましょうか?」 「結構で〜す!」

「えぇ〜! だって今日は ポイント3倍、
しかも この商品は ポイント10倍ですよ!」 と、
目を ウルウルさせて、顔を近付けて言った。

「い・・いや、いいです・・」 「そうですか?」
その時の、ウルウルした目に 圧倒されて、思わず

「今の リアクション、とっても良かったですよ、
思わず 引っ掛かって、カード作りそうだったよ、
でも、作らないけどね〜」 と言ったら、

「えぇ〜!」 と、駄々をこねる様に 笑っていた。
そんなに可愛い女性では無かった と思うけど、
表情が豊かって事は、いいよなぁ〜。

特に 欧米人とは違って、無表情と言われる日本人だが、
表情豊かな人に出会うと、妙に嬉しい気分になる。




[ 2024/3/29 ]
彼のデザインした車の中で、評価の高くない車もある。
アルファロメオ・モントリオール も、その一台だろう。

基本的なデザインは変わらないが、当初のデザインとは
大きく変わっている。 途中で突然のエンジン変更があり、
もはや横幅の変更は不可能で、上に盛り上げるしかない。

それでも彼は、限られた条件の中で Bestを尽くす、
という職人の姿勢を崩さず、腐らずに働いた。

又、カウンタックの後継の ディアブロに於いては、
途中で ランボルギーニ社が、フォードに買収され、
フォードのデザイナーによって、彼のデザインは
ズタズタに 引き裂かれてしまった。

それでも 彼は、一言も苦言を言っていない。
「私が目指すのは、この車が バランスの取れた
デザインかどうかでは無い、いかに人の目を奪い、
人の心を奪うかだ。」 と言っている。

そして 日本人のインタビューを受けた時、
貴方にとって 世界で最高の車は何か? という質問に、

「Japanese Kei  日本の軽自動車だ。
多くの制約の中で、見事に全てが機能していて、
しかも、あらゆるジャンルの車がある事は 脅威だ。」

と 自身も、普段の足には、スズキの ワゴンアールを
使っている、というから面白い。
いかにも 工業デザイナーらしい 評価だと思う。




[ 2024/3/16 ]
講演会は、磯崎新の設計した、つくばセンタービルの一部、
ノバホールで行われた。 自宅からは 約5km の距離。

近くの公園から、いくつかの公園を経由した遊歩道が続いて、
大通りにも 橋が架かっていて、公道に全く出る事無く行ける。

久し振りに歩いてみるか ・・ と思ったが、あいにくの大雨。
近くのスーパーに停めて、500m程、公園を歩いて行った。

早く着いたので、前から3列目辺りの 中央の席に陣取った。
ところが、時間になったら 何と、市長初め、4人の親爺の
挨拶が始まった。 その後、「それでは準備をします」 と言う。

・・えぇ? と思ったら、何と 演台を ガラガラと右端に寄せて、
中央に プロジェクターを設置、スクリーンに照射するのだった。

えぇ〜! そんなぁ〜! 知ってたら、右側に座ったのに〜!
まあ でも、充分 近くで見られたけどね。

最後は 質疑応答もあって、時折 上を見ながら、考えながら
自分の言葉で 答えていた姿にも、誠実さを感じた。

観客は、私の様な ふしだらな動機の人は 皆無の様で、
真面目そうな人達に見えた。 隣の女性なんか、
最初から最後まで、ひたすらノートを取っていたし、
前の親爺は、居眠りしてるかの様に、うなずきまくっていた。

そんな人達も含め、同じ時間、同じ空間を共に過ごした
という充実感は、バーチャルでは感じられないだろう、
有限な空間、有限な時間の中での大切な ひと時 ・・・



[ 2024/3/6 ]
滅多に掛かって来ない固定電話に、若い女性の声で、
「マフラーが折れて、走れないんだけど ・・」

「はぁ? ・・持ってきたら修理出来ると思うけど?」
「走れないんですけど・・」 「えっ、どっかで停まってるの?」
「はい・・」 「ここ、筑波サーキットの近くだよ」
「家が傍なんです」 「あっそう ・・で、今どこに居るの?」

「リクシル、分かります?」 「あぁ、そこに居るの?、
とりあえず行って見るよ」 ・・と、ヒロックの社長と出掛けた。

「何のバイクですか?」 「スクーターじゃない?高校生みたい?」
「本当ですか? ハーレーとかの オバサンだったら、積めないですよ」
「ヒェ〜! 知らんぷりして 通り過ぎようぜ」

・・やっぱり、スクーターの女子高生だった ・・
サイレンサーステーのボルトが、2本とも外れて、テールパイプが
ポッキリ折れてる。 「修理する?」 「家に帰りたい」 「了解」

「良かったなぁ、女の子で、男だったら、泣くな男だろう!
押して帰れ!って言ってたよ。 何で ウチに電話したの?」
「近くのバイク屋で検索したら出てきた」 「へぇ〜?」

古い 2サイクルの、Dio の様だが、
「このバイク、人気あるんじゃない? 下妻物語みたいだな」
「知らないですよ! 生まれてないでしょう ・・」

「あっ、知ってます! フカキョンですよね?」 
「おぉ〜!さすが 茨城県人」 家には誰も居なかったので、
置いてきたが、それっきりなので、ヤフオクででも
買ったんじゃないかな?

しかし、化粧と言うか、メイクと言うか、
誰も知らない 素顔の 八代亜紀 じゃあるまいし、
夜店の おかめの、お面の様で、全く素顔が分からない ・・




[ 2024/2/26 ]
現代は 情報過多だと言われるけれど ・・
確かに、そうだよなぁ〜と 感じるのだが、
昔の人って、情報が少なくて、ずっと ボォ〜ッとしてた
訳じゃないよなぁ〜?

電気も無く、夜は 何もする事が無かった? とは言え、
晴れた夜空には、降って来る程の、満天の星空で、
天文学者でなくとも、ずっと 星や月を眺めてただろうし、

音だって、熱帯雨林のジャングルでは、動物や
鳥や虫の声で、あらゆる周波数の音が、
溢れかえっていただろう。 
我々からすると、うるさい、と感じるかも知れないが、
そこで生きて行くには、安全な音と 危険な音を
聞き分ける必要がある、重要な情報だ。

今も昔も、1日は24時間、受け取れる情報は決まってる。
そして その殆どは、すぐに忘れてしまう。
大昔から ずっと、情報過多だったんだよね〜。

現代の情報過多というのは、量では無く、質の違いで、
人工の情報が増えた、って事だろう。
でも、私が子供の頃だって、沢山の本があって、
図書館に行って、読もうと思えば、いくらでも読めた。

でも 全然 読んでないから、私にとっては、
生まれてから、ずっと情報過多の世界は、
何も変わって無い様な 気がするのだが? ・・・



[ 2024/2/16 ]
随分 本を読んでいない。 元々 頭が悪く、長文を読む
能力が低いからなのだが、女房の介護に掛かる時間が
どんどん増えて、仕事も出来ないのに、本を読む時間が
無くなるのは当然だ。

それでも以前は、新聞は読んでいたのに、それさえも・・
そこには新聞の衰退も大きい。 ジャーナリストの
質の低下、書いている人間の問題だろう。

主流が ネット動画に移ってしまい、私も 情報は
You Tube からが 殆どになってしまった。
ただ、誰でも参加出来る You Tubeは、
宝の山である と同時に、ゴミの山でもある。

時間も無く、そこから 宝を探し出すのは 至難の業。
とりあえず お勧め記事に 一瞬 目を通し、
そこから サーフィンをしているうちに、
ちょっと魅力的な波に出合ったりして、
とりあえず錨を下ろし、暫く留まる。

でも、ある程度 そこで波乗りをして楽しんでも、
やがて 飽きてしまって、又 波乗りを始める、
というパターンだ。 それだけ ネットの情報は
底が浅いものだ、とも言える。

まあ でも、それでいいと思う。 私としては、とにかく、
自分が考える為の ヒントが欲しいのだから。
石ころの中から、磨けば光りそうな 石を探している。
その石ころを、宝石にするのは自分自身なのだ ・・



[ 2024/2/6 ]
2週間前の、CTと血液検査の結果確認の受診。
半年前の診察時は 体調不良で、不安があったが、
今回は 絶好調で、全く不安が無く、余裕。
・・しかし 青天の霹靂、そんな時こそ 要注意!

「どうですか?」 「絶好調です!」 「そうですか?」
「えっ? ・・」 「腎臓周りでの再発は無い様ですが、
膀胱の壁に 一部厚い所があって、カメラで確認したいが
今日やって行きます?」 「は、はい」「少し待っててね」

何だよ〜・・カメラって、すぐにやれるの? 痛いかな?
いきなり言われ、心の準備が出来てないので、不安・・
こんな時、何か悪い結果が出るかも知れない、という不安より
直近の、痛くないかな?とか言う 恐怖の方が大きいのが人情。

暫く待って、隣の処置室に呼ばれ、このパンツに履き替えて
椅子に座って下さい、と 変てこな椅子に座らされる。
「痛いですか?」 「はぁ〜、そうですね」 無愛想な看護婦。

腰の辺りをカーテンで仕切られ、向こうが見えない。
産婦人科の経験は無いが、アダルトビデオに出てくるやつだ。
「足 広げますね〜」と 股が開く、「あ〜ん、いやぁ〜ん!」

医者が入って来て、「じゃあ 始めまぁ〜す」、麻酔無しか・・
チンポの先から入れる様だ。 身構えると、ヌルッと入った。
「だめぇ〜、オシッコ出ちゃう〜!」 でも、全く痛くない。

カシャッ!と数回、シャッター音がすると、カーテン越しに
ひょっこり顔を出して、にっこり笑って 「大丈夫ですね、
又、呼びますね。」・・あっけなく終わってしまった。

「パンツ、何処置くの?」 「そこに黒い箱、あるはずですけど」
ずっと カーテン越しで、無愛想な看護婦。
「大丈夫ですね。 膀胱が歪な形をしてるので、
そう見えたみたい、じゃあ 又、半年後。」・・良かった ・・




[ 2024/1/28 ]
半年に一回、癌の再発、転移 確認の CT検査。
造影剤を入れなければ、あっと言う間に終わり、
医療機器の進歩に驚く。 

恐らく 相当高速で回転しているのだろう? 
時間が短い という事は、被爆量も少ないのかな?

筑波大は、一日に数千人の患者が来るのだろう?
医療事務の人数も多く、長いカウンターの向こう側で、
手早く対応し、どんどん裁いて行く。

担当が、お相撲さんの様な体格の人で 圧倒されたが、
座って、待って見ていたら、どうも その人だけでなく、
全員が 背が高い気がする? 

カウンターが腰の辺り。 なのに 患者は胸の辺り。
あれっ? 向こう側の床が高いんじゃないの?
確かに、腰の辺りの方が やり易そうだが、
何で カウンターを低くしなかったのかな?

患者側からすると、上から目線で見られてる様で、
威圧感があるんだけど ・・ 呼ばれた時、
「そっち側の床、高いですよね?」 と聞いたら、
「えっ!そうですか?」 ・・ って ・・本当?

最近、あまりやらない気もするけど、一時期
患者と視線を合わせようと、看護婦さんが
ひざまずいて対応するのも 気持ち悪かったけど、
床の高さが違うってのもなぁ〜? ・・

静岡の病院の ナースステーションのカウンターが、
低く開放的で、とても優しく フレンドリーに感じたが、
う〜ん ・・ 職員の安全の為なのかな? ・・

周りの人達は 何も感じてないのかなぁ〜? ・・




[ 2024/1/15 ]
スーパーに、たまに居る バイトの若い女性。
名札に 「ミカエル」 と書いてある。 東南アジア系かな?
可愛い女の子だ。 しかも、とても流暢な日本語を話す。
・・と言うより、全く 日本人と 変わらない。

この辺は 工場が多く、外国人も多いので、
別に珍しくはないが、こんなに 普通に日本語を
話すなんて? ・・ 思わず、
「日本語、完璧ですね!」 と言った。

そしたら、ものすごく 変な顔をされてしまった。
・・ 「えっ?」 ・・ ほめたのに? ・・
何か、気分悪く しちゃったのかな?

店を出て、ふと ・・ あっ、もしかして あの人、
名前は外国名だけど、日本で生まれ育ったのかも?
今時、そんな人、沢山 居るのかも知れない?

それを、いつもの店員に話したら、「多分 子供の頃から
ずっと 日本語 話してるから、もう日本人なんだよね〜」
「何か、悪い事 しちゃったなぁ〜 ・・」
「ははは ・・ まあまあ、しょうがないよ ・・」

別に、何の気なしに 出た言葉だけど、「日本は長いの?」
とか、もう一言 付け加えれば 良かったのかなぁ〜?
でも、その時は 完全に、出稼ぎに来てる 短い間に、
こんなに 日本語が上手くなるの? としか考えなかった。

急速な グローバル化には、なかなか対応出来ないなぁ〜



[ 2024/1/5 ]
あけまして おめでとう ございます。
正月早々、大災害、大事故、等々 ・・ 
ただただ 暗くなって行く世相の中で、
ちょっと不謹慎な話題で 申し訳ないが ・・

机に向かって仕事をしている時、いつも横に
iPad を置いて、AIで作った 女の子の画像を流して
チラ見しながら 図面を書いたりしている。

車のデザインも AIで、かなりの精度で出来るらしいが、
まだまだ情報不足なのは 否めない出来だ。
それに比べ、人間のデータは 山ほどあるので、
もう 本物の人間と 全く変わらない、と言っていい。

ただ、恐らく 殆どの人が、美人とか 可愛いとか、
巨乳とか、入力するはずで、その逆は無いので、
どれも 美人なのだが、大体 同じ様になってしまう。

勿論 いくら美人でも、AI で画いた画像に
恋をする事は無いが、中には本当に恋をする人が
居ても不思議ではない。 
人間の脳は何でも可能にするのだから ・・

私の場合は、やはり五感で感じるので、
視覚情報だけでは ・・ いや、視覚情報だけでも、
一瞬の表情の変化や、目の動き等に、
心が動かされるのであって、

画像から、そこまで想像力を膨らませる事は出来ない。
そういう人は、とんでもなく想像力が豊かなんだろう?
私も 相当な妄想家だが、まだまだ修行が足らんのぉ〜